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WordPressを無料で使えるサーバーでシンクラウド for FREE(旧XFREE/旧 X DOMAIN)を使ってみようと検討している方もいらっしゃると思います。
シンクラウド for FREEは、無料でWordPressを試すことができ、広告表示なしかつ無料SSLにも対応しているので勉強・検証目的におすすめです。
しかし、3ヶ月ごとに更新を行わないとサイト凍結されるため、商用・非商用問わず実運用のサイト用途にはあまり向いていません。
今回は無料レンタルサーバー「シンクラウド for FREE(旧:XFREE)」の評判やメリット・デメリットについてご紹介していきます。
現在新規受付停止中 2024年6月確認時点で、シンクラウドFREEは新規受付停止中になっています。(他社サーバーから移転される方のみ申し込みが受け付けされています) 新規で無料レンタルサーバーを使いたい方は「XREA(エクスリア)」を検討してみてください。
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目次
シンクラウド for FREE(旧:XFREE)とは?
シンクラウド for FREEの特徴
シンクラウド for FREEは国内最大手のレンタルサーバー「エックスサーバー」が運営している無料レンタルサーバーです。※2024年2月にエックスサーバー株式会社からグループ会社のシンクラウド株式会社にサービス移管譲渡されました
元々は「XFREE」という名称でしたが、2023年10月より新バージョンとしてシンクラウド for FREEが誕生しました。
シンクラウド for FREEのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリットは、広告表示がなく無料独自SSLの使用ができる点です。反面、更新手続きは3ヶ月毎に手動で行う必要があり実運用サイトには向いていません。
メリット | デメリット |
---|---|
静的サイトだけでなくWordPressも無料利用できる 広告が表示されない 無料独自SSLなど基本的なセキュリティ対策が備わっている オールSSD、HTTP/2によってサイト表示の高速化が実現されている | 更新手続きは3ヶ月毎に手動で行う必要がある メールサポートや電話サポートは用意されていない |
商用利用・本番運用なら有償レンタルサーバーがおすすめ 無料レンタルサーバーのスペックは有償版と比べるとかなり低く抑えられており、商用・本番稼働にはあまりおすすめできません。 商用利用・本番運用なら下記のような有償レンタルサーバーがおすすめです。
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シンクラウド for FREE の評判・口コミ
ネット上では以下のような良い評判・口コミが見られました。多かった声は「無料レンタルサーバーとしてはスペックがかなり良い」といった評判・口コミです。
◾️シンクラウド for FREEの良い評判・口コミ
- 無料レンタルサーバーとしてはスペックがかなり良い
- 自分用の簡単なサイトであれば十分使える
- シンクラウド for FREEになって使いやすくなった
一方、良くない評判は2つ見られました。有料と比べると動作が遅い・不安定な点が挙げられます。
◾️シンクラウド for FREEの良くない評判・口コミ
- サイト表示が遅い
- サポートなしだと将来的に心配
シンクラウド for FREEがおすすめな人
シンクラウド for FREEは無料でWordPressを試すことができ容量も10GBとある程度あるので、勉強・検証目的におすすめです。
シンクラウド for FREEはこんな方におすすめ
- 検証・勉強目的でWebサイト(静的・WordPress)を公開してみたい方
- 期間限定でWordPressサイトを公開したい方
- サイト構築のテスト環境として使用されたい方
- 万が一の際にサポートがなくても自身で対応できる方
シンクラウド for FREEの使用メリット
また、旧サービスであるXFREEと比べて「使いやすくなった」といった声も見られました。
以下はシンクラウド for FREEを使用するメリットについて紹介していきます。
シンクラウド for FREEを使用するメリット
- 広告が表示されない
- 無料独自SSLが可能でサーバー性能も向上している
広告が表示されない
1つ目のメリットは、広告が表示されないという点です。
多くの無料レンタルサーバーでは、無料で利用できる代わりにスマートフォンで表示した際、サイトとは全く関係のない広告が表示されるというデメリットがよくあります。
一方、シンクラウド for FREEではサーバースペックが高く、広告表示もされません。
無料独自SSLが可能でサーバー性能も向上している
2つ目のメリットは、無料独自SSLやサーバースペック向上などが実装されている点です。
シンクラウド for FREEでは「国外IPアクセス制限設定」「ログイン試行回数制限」「コメント・トラックバック制限」「無料独自SSL設定」といったセキュリティ対策を行うことができます。
また、オールSSD、HTTP/2によってサイト高速化が実現されており、旧サービスXFREEと比べると動作が改善されている点が挙げられます。
シンクラウド for FREEのデメリット・注意点
以下ではシンクラウド for FREEを使用するデメリットについて紹介していきます。
シンクラウド for FREEを使用するデメリット
- 更新手続きは3ヶ月毎に手動で行う必要がある
- メールサポートや電話サポートは用意されていない
更新手続きは3ヶ月毎に手動で行う必要がある
1つ目のデメリットは、シンクラウド for FREEで作成したWebサイトの更新手続きは3ヶ月毎に手動で行う必要があるという点です。
3ヶ月に一度のタイミングで更新処理を行わないとサーバーが凍結されます。※自動更新は不可(「期限更新」は利用期限の2ヶ月前から実施できるようになります)
なお、一旦Webサイトが凍結されてしまったとしても、1ヶ月以内であれば凍結解除申請をして復旧が可能です。
契約を更新されないまま利用期限を迎えた場合、該当の契約は凍結されます。利用期限の超過により凍結された場合も、凍結後1ヶ月間はサーバー一覧の「凍結解除(無料)」から復旧が可能です。 凍結から1ヶ月後より順次データを削除します。データの削除後は復旧ができませんので、継続利用をご希望の場合はお早めに契約更新を行ってください。 契約の更新について | シンクラウドFREE
メールサポートや電話サポートは用意されていない
2つ目のデメリットは、メールサポートや電話サポートが用意されていないという点です。
シンクラウド for FREEは無料で使える高機能サーバーを提供している代わりに、サポート問い合わせなどはできません。
そのため、不明点があっても自力で解決する必要があるという点がデメリットです。
なお、ユーザーフォーラムが用意されており、各種サービスに関する疑問や不明点をフォーラムに質問することができます。
ただし、ユーザー同士で問題を解決し合うフォーラムなので、サービス提供側から直接回答を頂ける訳ではありません。
■シンクラウド for FREEのユーザーフォーラムはこちら
シンクラウド for FREEと他のレンタルサーバーとの比較
シンクラウド for FREEと「シンレンタルサーバー」「XSERVER」の比較
無料レンタルサーバー「シンクラウド for FREE」と有償版レンタルサーバー「シンレンタルサーバー」「XSERVER」の機能比較は下記の通りです。
サーバー名 | シンクラウド for FREE | シンレンタルサーバー | XSERVER |
---|---|---|---|
価格 | 0円 | 770円〜 | 990円〜 |
容量 | 10GB(SSD) | 300GB~ (NVMe SSD) | 300GB~ (NVMe SSD) |
データベースの数 | 5個 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメインの数 | 10個まで | 無制限 | 無制限 |
SSLの対応 | ◯ | ◯ | ◯ |
広告表示 | なし | なし | なし |
サポート | なし | メール・電話あり | メール・電話あり |
メールアカウントの作成 | × | ◯ | ◯ |
PHP | ◯(PHP7/8バージョン切り替え可) | ◯(PHP7/8バージョン切り替え可) | ◯(PHP5/7/8バージョン切り替え可) |
独自ドメイン永久無料特典 | × | ◯(最大1つ) | ◯(最大2つ) |
基本的に検証目的やちょっとした期間限定サイトを運営したいのであれば無料サーバーで運用可能ですが、商用・非商用問わず長く運用する場合はシンレンタルサーバーやエックスサーバーの方が適しています。
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シンクラウド for FREEの登録・退会
シンクラウド for FREEに登録するには公式ホームページのナビゲーションにある「お申し込み」をクリックします。
初めて利用する方は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
お客様情報の入力画面が表示されるので、必要な項目を入力して「次へ」をクリックします。
まとめ
まとめです。今回は無料レンタルサーバー「シンクラウド for FREE(旧:XFREE)」の評判やメリット・デメリットについてご紹介しました。
シンクラウド for FREEは、無料でWordPressを試すことができ、広告表示なしかつ無料SSLにも対応しているので勉強・検証目的におすすめです。
しかし、3ヶ月ごとに更新を行わないとサイト凍結されるため、商用・非商用問わず実運用のサイト用途にはあまり向いていません。
なお、本番用途でホームページ・ブログを始めたい方は「レンタルサーバーおすすめ比較13選・WordPress高速対応」をご参照ください。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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