Bootstrap4 Popover(ポップオーバー)の使い方を徹底解説

記事にはプロモーションが含まれる場合があります。

ここでは、Bootstrap4で用意されているPopover(ポップオーバー)を利用した、ヒントや注釈表示の作り方を解説します。

簡単なヘルプ・ヒントを表示するときに使えそうですね。

合わせて読みたい記事

BootStrap4の基本・環境設定から実施したい方はこちらの記事をご覧ください。

Bootstrap4の使い方 ブートストラップの導入方法と基本を徹底解説!

Bootstrap3系でのpopoverの説明はこちらの記事をご覧ください。

ポップオーバー Popoverの使い方 | BootStrap 3.3.7 のJavascript

ポップオーバーpopoverとは

ポップオーバーとは、対象の要素をクリックしたときに小さな領域を表示するJavascriptです。対象の要素をもう一度クリックすると表示が消えます。

■表示例

合わせて読みたい記事

BootStrapでは、似た機能でツールチップというコンポーネントがあります。ツールチップは、対象の要素にカーソルを合わせたときに小さな領域が表示され、カーソルを対象の要素から外すと表示が消えます。

https://webst8888.com/bootstrap4-tooltip/

ポップオーバーのソースコード・作り方

表示例のソースコードは下記の通りです。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>はじめてのBootstrap4</title>
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, shrink-to-fit=no">
  <link rel="stylesheet" href="css/bootstrap.css">
</head>
<body>
  <div class="container">
    <div style="margin-top:150px;">
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    </div>
  </div>
  <script type="text/javascript" src="js/jquery-3.3.1.js"></script>
  <script type="text/javascript" src="js/bootstrap.bundle.js"></script>
  <script>
  $(function () {
    $('[data-toggle="popover"]').popover()
  })
  </script>
</body>
</html>

ポップオーバーpopoverの解説

ここでは、ソースコードの簡単な解説を行います。
BootStrap4 Popoverの解説

  1. ポップオーバーを表示させたい要素にdata-toggle=”popover”を指定、title属性にポップオーバーのタイトルを指定する。data-content属性にはポップオーバーの内容を指定する。
  2. ポップオーバーを表示する位置(上下左右)は、data-placement属性で指定する。
  3. popoverを起動するjQueryをbodyの閉じタグ(</body>)付近などに記述する。
    (※)例のように、jquery-x.x.x.jsとbootstrap.(bundle).jsの後ろの行に記述すること

popoverは、popper.jsというjavascriptファイルを利用して実現しています。poppoer.jsはbootstrap.bundle.jsに内包されているので、bootstrap.bundle.js(またはpopper.js)の後ろにjqueryの式を記述する必要があります。

■使い方の詳細は下記の公式ドキュメントをご参照ください。
popover | Bootstrap4

動作の原理を理解しようとすると少し難しくなるので、まずはサンプルのコードをコピー&ペーストして、文言を変えたり微調整しながら覚えていきましょう。

まとめ ヒント表示の実装にポップオーバーを検討しよう

いかがでしたでしょうか。
今回は、グリッドシステム・レスポンシブデザインで有名なCSSフレームワークBootstrap4のPopover(ポップオーバー)の使い方をご紹介しました。
使用頻度が低いためここでは割愛しましたが、ほかにもいくつかの使い方があります。公式サイトにも使い方の詳細が掲載されていますので、参考にしながら活用してみてください。

ポップオーバーとは、対象の要素をクリックしたときに小さな領域を表示するJavascriptです。対象の要素をもう一度クリックすると表示が消えます。ヒントやヘルプ表示が必要なWebページに利用できますので覚えておきましょう。

まずはサンプルのコードをコピー&ペーストして、文言を変えたり微調整しながら覚えていってみてください。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。